カメラ初心者です。でも撮るのと加工するのは大好き。そんな気ままな写真を載せていきます。 たまに日々読んでる本を紹介していきます。

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本のこと

「サイダーハウス・ルール」

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「オーエンのために祈りを」にハマって、アーヴィング2作目です。

孤児院での生活が長すぎた主人公ホーマーは、院長のラーチ先生の跡継ぎになるように医学の手ほどきを受け、さらに堕胎手術までも会得していたが、そんな生活に反発し、堕胎手術を受けに来ていたキャンディとウォリーという年が近い素敵なカップルについて行くことにする。
ウォリーの家が経営するリンゴ農園で働くことになったホーマー。
毎年かかさず行う仕事は、出稼ぎにくる人達が泊まる家に貼るいくつかの「ルール」だった。

みんなとてもいい人なのに、みんなあまり幸せにならないんですよね・・・。
すごく切ないお話です。
40年もの歳月が流れてからやっとホーマーは孤児院に帰り、ラーチ先生の跡を継ぐんだけれど、その決断をするまでが長い長い!
この時代はまだ堕胎手術は違法であり「殺人」になるという考えから、堕胎手術も女性を守るためには必要悪なのではないかと考えが徐々に変わる苦悩の時間でもあるのだけれど。

ホーマーが孤児院に帰る決定的なできごとは、リンゴ農園の家(サイダーハウス)に貼っていたルールが、実は棟梁以外だれも読めなかったということ。そもそも字が読めなかったんですよね。
またその内容を棟梁は誰にも伝えてなかった・・・。
棟梁曰く、ルールは自分達が作るということ。

孤児院での「跡を継ぐ」というルールに反発したものの、ラーチ先生から教えられた「人の役に立ちなさい」というルールに縛られていたホーマー。それに堕胎は違法だというルール。
そういえば、キャンディに対しても決して自分の意見は言わなかったですね。本当はウォリーより自分を選んでほしいのに。
そんな数々のルールから40年かけて脱却し、自分で考え、自分のルールで歩き出したのです。

なんて、うまくまとめようとしたけど・・・まぁ、なんというかウジウジ感が本当に長いよ!
50過ぎになってやっと自分で決断ですか!!!
孤児院の女子部で一緒だったメロニーという少女は、ホーマーに憧れ続け探し続けるのだけれど、50歳前にやっと会えたホーマーに超失望するんです。
偉いお医者さんになってると思ってたのに、人妻と影でコソコソ関係を持っていたりする姿に。
ウン、すごくよく分かるよ。

いや、総じて名作でよい物語なんですけどね。

-「サイダーハウス・ルール」 ジョン・アーヴィング/真野明裕:訳 文春文庫-
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