カメラ初心者です。でも撮るのと加工するのは大好き。そんな気ままな写真を載せていきます。 たまに日々読んでる本を紹介していきます。

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本のこと

「花のれん」

          花のれん

久しぶりに自分のフィールドに戻ってみたくて、大好きな山崎豊子さんで軽めの本を選んでみました。
山崎豊子さんの直木賞受賞作品です。

遊び好きで道楽好きの亭主に、いっそ道楽を仕事にしては?と寄席経営を勧めた多加。
だが亭主の道楽は収まらず、妾の家で亡くなる。
その亭主のお葬式の際、「白い喪服」を着てしまったことから、多加の商いのみに人生を賭けた女の一生が始まる。

「白い喪服」というのは、船場のに伝わるしきたりで、「夫に先立たれても、夫に操を立てて再婚などしない」という決意を「白い喪服」という形で表すのだそうです。
女ならではの感性で日本有数の寄席にまで上り詰めていくんですが・・・まるで接客とか経営の本を読んでるみたいな感じ。
小説というよりは、「なるほど!」と思わせるような発想ばかりです!

女を捨ててて、母親という役割まで捨てて商いに没頭する姿は、完全に意地になってるようで切ないですけどね。
でも一度だけ議員さんと恋に落ちかけた時があったんですよ!

それは10年以上寄席に通い続けている議員さん。多加も好意を持っていたし、男性の方も確実に気がありました!
多加が仕事のついでに寄った温泉宿で偶然会った2人。
そしたらなんとー!多加が温泉に入ってるときに、素っ裸で女湯に入ってきて多加を抱きしめたんです!!(どんな状況?!なんで?!変なひとーーーー!)

一瞬身を委ねようかと思ったとき、「白い喪服」を思い出し、振りほどいて逃げてしまうのです。
キー!なんてもったいない!なんてもどかしい!

山崎豊子さんと言えば、緻密な情報収集で社会派のお話を書くことで有名ですが、この初期の作品は全然そんなことなく、エッセイみたいで読みやすいですね。
私は社会派な小説の方が好きだけど。でもひいき目に見てしまうのは、実はご近所さんだからです。

-「花のれん」 山崎豊子 新潮文庫-

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