カメラ初心者です。でも撮るのと加工するのは大好き。そんな気ままな写真を載せていきます。 たまに日々読んでる本を紹介していきます。

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本のこと

「グレート・ギャツビー」

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この本は今では、アメリカ文学を代表する作品の一つであると言われていて、Modern Libraryの発表した「20世紀最高の小説」では2位にランクされているらしいです。

翻訳をしている村上春樹さんもあとがきで、自身が一番影響を受けた作品で、「60歳になったら翻訳してみたいと思っていた。神棚に飾ってずっと意識していた」と言い、この本に対する並々ならぬ感情が伺えます。
「ノルウェイの森」では主人公がよく読む作品として登場し、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」にも登場するようです。

さて、物語はアメリカ西部の上流階級の人々の話。
就職の為引っ越したニックの家の隣家は大豪邸で、毎晩豪華なパーティーが繰り広げられていた。
その豪邸の主はギャツビー。
ある日ニックはギャツビーからパーティーに招待されてからというもの、彼と頻繁に会うようになり、パーティーにも度々出席するようになっていた。

そんな折、ギャツビーからある頼みごとをされる。
実はギャツビーは軍隊に入る前、ニックのいとこのデイジーと恋人同士だった過去があり、戦争から帰ってきてからの5年間もずっとデイジーのことを愛し、忘れられなかった。
頼みごとというのは、ニックの家でデイジーを誘いランチパーティーを開き、そのパーティーにちょっと顔を出させてもらえないかということだった。

そうなんです!
毎晩豪華なパーティーを自宅で開いていたのは、パーティー好きな上流階級のデイジーがひょっこり誰かに誘われて現れないか。
もしくは、パーティーの参加者にデイジーの知り合いはいないか。
もしいれば、デイジーとのランチに「ちょっと顔を出させて」もらえないか・・・という一心だったのです!
「ちょっと顔を出させてもらう」為だけに!!!
でもやはりギャツビーもそれだけで満足していればいいのに、それ以上を求めていくようになる。

この本はカテゴリ的には恋愛小説かもしれませんが、人間のエゴがとてもリアルに描写されています。
楽しいときだけ楽しく過ごし、快楽を求め、自分が正しいと信じ込む。
問題からは目を逸らし、問題が目前に迫ってくるとあっさりと逃げ出す・・・。
昔に書かれた小説なんだけど、最後の、上辺だけの希薄な人間関係の描写は、現代の都会の現状をみごとに表してるように思います。

数は少なくてもいいから、親身になって自分のことを考えてくれる友達をつくりたいものですね。
今の私にはそんな友達は何人いるのでしょうか・・・?
いろいろな人にたくさん迷惑かけてきたからなぁ。

-「グレート・ギャツビー」スコット・フィッツジェラルド/村上春樹 訳 中央公論新社-



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