カメラ初心者です。でも撮るのと加工するのは大好き。そんな気ままな写真を載せていきます。 たまに日々読んでる本を紹介していきます。

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本のこと

「長いお別れ」

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「さよならを言うのは、わずかのあいだ死ぬことだ」
この小説の中での有名なセリフ。
原文では"To say good-bye is to die a little."らしい。
作者のレイモンドチャンドラーはアメリカのハードボイルド小説御三家と呼ばれる作家の一人だそうです。
ハードボイルド小説とは、心理描写を極力省いて情景描写を詳細に描くことにより、その心理を埋めるものだそう。

この小説もまた、内容がどうこうではなくて、一番の魅力は主人公の私立探偵マーロウの生き様。
ハードボイルドといえば、トレンチコート。
ハードボイルドといえば、ハンチング。
ハードボイルドといえば、タバコに紫煙。

親友が死んだら、コーヒーを注ぎタバコに火をつけ彼の死を悼む。
感傷や恐怖に流されず、弱きを助け強きを挫く、危険に晒されても軽口をたたくタフガイ。
それがフィリップ・マーロウという男。

作中には、美しく強くて切ない数々の名言がちりばめられています。
物語の最後には、この作品を代表する2つの名言があります。
ひとつは、「ギムレットには早すぎるね」
そしてもう一つが「さよならを言うことは、わずかのあいだ死ぬことだ」

これに対しては「さよならを言うことは、少しずつ死ぬことだ」という訳もあるようです。
読み手によってそれぞれ解釈はあるだろうけど、私は前者の方が好きですね。

別れというのは死ぬほど辛いことだけど、時間がたてば辛い気持ちも忘れていく。
人間は幸せな記憶があるから、辛い毎日だけど生きていけるって言うじゃないですか。
そんな前向きでポジティブな気持ちもこめて。


-「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー/清水俊二 訳 ハヤカワ文庫-


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